海を駆ける

インドネシア、バンダ･アチェの海岸で倒れている謎の男が発見される。日本語を理解するようなそぶりを見せる、その男にラウ(＝インドネシア語で「海」)と名付けて預かることになった、災害復興の仕事をしている日本人の貴子と息子のタカシ、東京から来た従妹サチコたち。 タカシのクラスメイトのクリスとその友人でジャーナリストを目指すイルマ、友情を育む4人の若者たちの周辺で謎の男･ラウは様々な不思議な奇跡と事件を巻き起こしていくーー 果たしてラウは何者なのか…。