渚のふたり
韓国のソウル郊外に住む一組の夫婦。夫・ヨンチャンは、詩を作ることが好きな笑顔が優しい青年だ。しかし、幼い頃に視力と聴力を失い、触覚でしか外の世界とつながることができない。そんなヨンチャンと運命の出会いを果たしたのが年上の妻・スンホ。彼女もまた脊椎障害で少し小柄だが、指点字(ゆびてんじ・両手の6本の指を点字の6つの点に見立て、指で点字を打つこと)を使い、ヨンチャンの光となって世界を照らしている。
アムステルダム国際ドキュメンタリー映画祭でアジア映画としては史上初めてとなる最優秀賞を受賞した、韓国で「もっとも羨ましいカップル」と呼ばれた夫婦の2年間を追ったドキュメンタリー。