くじけないで

(C)2013「くじけないで」製作委員会
柴田トヨは明治、大正、昭和、平成と移りゆく世相を見つめてきて、今は一人暮らし。夫の貞吉に先立たれたのは寂しいが、デイサービスの助けも借りて日々の暮らしを楽しんでいる。 90歳になる頃、息子の健一に詩作を勧められ、何でもない日常の風景から言葉を紡ぎだしていくのが楽しくて仕方がない。手繰りよせられた記憶は、やがて過去へと遡っていく。出会った人々、生きてきた時代が鮮やかに蘇る。 彼女の内側から発せられる生きる喜びに満ちたトヨの言葉は、気が付けば周囲の人々にも、前向きな力を与え、勇気づけていく…。
公開日
2013年11月16日(土)
監督
深川栄洋
脚本
深川栄洋 柴田トヨ
撮影
石井浩一
音楽
富貴晴美 由紀さおり
出演
八千草薫 武田鉄矢 伊藤蘭 檀れい 芦田愛菜 上地雄輔 ピエール瀧 鈴木瑞穂 尾上寛之 黒木華 橋本じゅん 倉野章子 粟田麗 朝倉えりか でんでん 池脇千鶴
製作年
2013
製作国
日本
上映時間
128
INTRODUCTION
多くの人に生きる勇気を与える詩を生み、2013年1月に逝去された柴田トヨさん。90歳を超えてから詩作を始めた、柴田トヨさんの半生を描いた映画『くじけないで』が遂に完成した。原作となった詩集「くじけないで」「百歳」(共に飛鳥新社刊)は、2010年の出版以来、実に累計200万部を越える、詩集としては極めて異例のベストセラー。イギリス、オランダ、スペイン、中国、韓国、台湾などでも翻訳出版が進められ、世界中の人々の共感を呼んでいる。監督は『60 歳のラブレター』『神様のカルテ』の深川栄洋。本作では脚本も担当している。明治から平成まで100年の歴史を生き抜いた彼女の半生を、詩に込められた想いと共に丁寧に描き出している。主人公トヨを演じるのは、八千草薫。トヨの息子、健一役に武田鉄矢、健一を献身的に支える妻・静子を伊藤蘭が演じている。また、檀れい、芦田愛菜が、若かりし頃の“柴田トヨ”を演じ分けているのも見所である。
STORY
トヨは夫に先立たれ、一人暮らしをしている。ひとり息子の健一は若い頃から小説家を夢見て定職に就かない暮らしをしていた。妻の静子は働きながら献身的に健一を支え、義母であるトヨにも尽くしていた。ある時、トヨは白内障の手術を受けた。幸い手術は成功したものの、気持ちが弱ってしまったような様子のトヨを見て静子は心配する。そんなトヨにむかって健一は突然、詩を書くことをすすめるのだった。
CASTING
●八千草薫 1931年1月6日生まれ。大阪府出身。主な出演作は、「天国までの百マイル」(00)、「阿修羅のごとく」(03)、「交渉人 真下正義」(05)、「しゃべれども しゃべれども」「きみにしか聞こえない」(07)、「しあわせのかおり 」(08)、「ディア・ドクター」「引き出しの中のラブレター」(09)、「日輪の遺産」(10)、「劇場版テンペスト3D」「明日に架ける愛」(11)など。 ●武田鉄矢 1949年4月11日生まれ。福岡県出身。主な出演作は、「プロゴルファー織部金次郎5 愛しのロストボール」(98)、「青春ばかちん料理塾」(03)、「MAKOTO」(05)、「森のリトル・ギャング」(06)、「ストロベリーナイト」(13)など。 ●伊藤蘭 1955年1月3日生まれ。東京都出身。主な出演作は、「ヒポクラテスたち」「男はつらいよ 寅次郎かもめ歌」(80)、「俺とあいつの物語」(81)、「大人になった夏」(10)、「少年H」(12)など。 ●檀れい 1971年8月4日生まれ。主な出演作は、「武士の一分(いちぶん)」(06)、「釣りバカ日誌18 ハマちゃんスーさん瀬戸の約束」(07)、「スノープリンス 禁じられた恋のメロディ 」(09)、「忍たま乱太郎」「アントキノイノチ」(11)、「いわさきちひろ ~27歳の旅立ち~」(12)、「ひまわりと子犬の7日間」「利休にたずねよ」(13)など。 ●芦田愛菜 2004年6月23日生まれ。兵庫県出身。主な出演作は、「半分の月がのぼる空 」(09)、「告白」「犬とあなたの物語 いぬのえいが」(10)、「のぼうの城」(11)、「ライアーゲーム -再生-」(12)、「パシフィック・リム」(13)など。
映倫
99
配給会社
松竹

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