非情

似顔絵書きロベール・モンチヨンは、ある夜自動車にひかれそうになったエリックをたすけたことから、この男の運転手に雇われた。エリックは会社の重役だが、アル中で職を追われ、妻エレーヌとロベールに、自分はこれから自殺するが、三億フランの保険をかけていること、ただし自殺の項ははぶいてあるから、他殺に偽装しなければならない、と言いのこして死んだ。夫に厭気のさしていたエレーヌは、保険金をとるため、ロベールを誘惑して夫の自殺を他殺に仕立てる決心をする。

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