蔵王絶唱

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吉木圭子が横浜の東陵高校に音楽の担当として新任して来た。まだ子供っぽさを残したこの女教師に一目惚れした三年の粟崎貴男は、アパートで荷物の整理をしている彼女を手伝いに訪ね、彼女にいきなりキスをした。貴男の頬を叩く圭子。圭子は貴男の担任のいま子から、彼が粟崎医院の一人息子で、父親の愛人問題で家庭内が乱れていることを知った。圭子の授業内容は評判が良かったが、彼女は学校の十段階評定に疑問を持ち、音楽の欄は全生徒に8の数字を記入した。当然、学校から批判されたが圭子は譲らなかった。

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