毎日かあさん

サイバラリエコは漫画家。6歳になる息子のブンジ、4歳の娘フミ、夫のカモシダ、リエコの母親トシエと暮らしている。子育てに奮闘する中、漫画の締め切りにも追われ多忙を極めている。夫のカモシダは入院中。元戦場カメラマンで、今はアルコール中毒と戦っているのだ。ある日、カモシダは勝手に退院し、作家になると宣言するが、また酒に溺れてしまう始末。とうとうサイバラは彼に離婚届けを渡す。失ったものの大きさに気づいたカモシダは、完全隔離された病院に転院。時は流れ、子供たちも父親の不在に、寂しさを募らせる。やがて、カモシダは、依存症を克服するのだった。そして、リエコは、夫を家族に再び迎えいれる。だが、その時カモシダの身体はガンに冒されていた。