ワールド･オブ･ライズ

エド･ホフマンは、CIA本部に勤めるエリート局員。彼の指令で、工作員のロジャー･フェリスはどんな危険な現場にも潜入する。彼らの任務は、爆破テロ組織のリーダー、アル･サリームを捕まえることにある。ある日、フェリスと助手のバッサームにニザールという組織の男が、情報提供を申し出た。フェリスはニザールの保護を要請するが、ホフマンはニザールを泳がして誰に殺されるか確認しろと命じる。だが、拉致されかけたニザールから自分の身元が漏れるのを阻止するため、結局はフェリスが彼を殺してしまうのだった。アジトに乗り込んだフェリスを待っていたのは、激しい銃撃戦。数日後、病院で瀕死の状態から目覚めたフェリス。彼の皮膚には、バラバラに砕け散った相棒、バッサールの骨がめり込んでいた。彼の遺族への補償を、ホフマンは冷たく却下。そして、フェリスにヨルダン行きを命じるのだった。ヨルダン情報局の責任者、ハニ･サラームに協力を仰ぐフェリス。互いの信頼関係を築くが、ホフマンがぶち壊しにする。そこで、ホフマンを無視して前代未聞の危険かつ大胆な作戦を思いつくのだった。