P.S.アイラヴユー

ホリーは最愛の夫ジェリーを脳腫瘍で亡くし、失意のどん底にいた。夫の死からずっと家に引きこもっているのだ。そんな時、母親や妹、親友たちがホリーの家を訪ねてきた。散らかり放題の部屋や、身だしなみを気にしていないホリーに一同は驚く。今日はホリーの誕生日だったのだ。贈り物の箱を開けてみると、ジェリーからのメッセージ入りのケーキとテープレコーダーが入っていた。テープレコーダーのボタンを押すと、ジェリーの声が吹き込まれていた。これからいろんな方法で手紙が届くという。ジェリーの指示どおり、夜の街へ飛び出したホリー。翌日、ホリーの郵便受けにジェリーからの手紙が届けられていた。それから、消印のない手紙が合計10通。ホリーは、ジェリーの手紙の指示で、友人たちと故郷アイルランドを訪れる。ホエーランドのバーでのこと。デニーズとシャロンは、バーのステージで歌っていた男ウィリアムに声をかけるようホリーにけしかける。だが、ウィリアムが「ゴールウェイ・ガール」を歌いだすと、ホリーは辛くなって店を飛び出してしまった。その曲はホリーとジェリーが出会った時の思い出の曲だったのだ。ホリーは一人取り残されたような孤独感に襲われる。そして、ついに最期の手紙がホリーの元へ。それは、彼女にとって新しい人生の幕開けだったのだ。