シャッター

ニューヨークに住む、プロカメラマンのベンとジェーンは挙式を済ませたばかりの新婚夫婦。ベンの仕事を兼ねて日本へと新婚旅行に出かけた。山間を走る二人の車。運転するジェーンは、夜道にたたずむ女性を轢いてしまう。ジェーンは木に激突したショックで夫と共に気を失うが、やがて意識を取り戻した。二人は、通報した警察とともに懸命に捜索したが、その女性は忽然と消えてしまっていた…。その時から、彼らには暗い影が漂い始める。ベンは、昔の友達や同僚との再会を楽しんでいた。一方、日本が初めてのジェーンも、日本人やその文化に触れるうち徐々に愛着を感じていく。ベンが仕事で撮影した写真の中に、白いモヤのようなものを見つけた。そして異国の地で孤独を感じるジェーンの前に“彼女”は現れる。その後、次々に関係者が不審な死を遂げる。そして、恐ろしく奇怪な現象が起こり始めるのだった。不安を抱くジェーンは一人で調査を始める。やがて、“彼女”の過去が徐々に明らかにされていく。