月給13,000円

(C)1958 松竹
1958年3月11日(火)公開
太洋ゴムの人事課に、陸奥吾朗は九州支社から転勤してきた。課員は、万年課長の亀野、立身出世主義の鮎川、酒好きの好人物鱸(すずき)、のんきな竜野など。吾朗の住むことになった独身寮には、エレベーターガール・のり子と恋仲で“永すぎた春”を続ける経理課員貝塚、寮の小母さんのお気に入りで娘の婿にと見こまれた厚生課員鱒見などがいた。みんなそれぞれ違った人間だが、懸命に一月働いてわずか一万三千円の安月給であることは共通していた。

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