ミス･ポター
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夢を追い求め、愛に辿り着いた…。あの”ピーターラビット(R)“の女性作家の、知られざる半生。
1902年ロンドン。幼い日の、思い出の中に生きている動物たちを主人公にして、絵本を作りたいと願っていたビアトリクスだったが、上流階級意識の強い母は応援するどころか、３２歳で独身の娘に手厳しい。やがて、ビアトリクスの”ピーターラビット“は出版にこぎつけると、瞬くうちにベストセラーとなる。若き編集者ノーマンに支えられ、夢を叶えた彼女は、運命の愛の幸福にも包まれるが、その恋は予期せぬ結末を迎える。
- 公開日
- 2007年9月15日(土)
- 監督
- クリス･ヌーナン
- 撮影
- アンドリュー･ダン
- 出演
- レニー･ゼルウィガー ユアン･マクレガー エミリー･ワトソン ハーバラ･フリン ビル･パターソン マッティエロック･ギブス ロイド･オーウェン アントン･レッサー デヴィッド･バンバー ペルディータ･ウィークス
- 製作年
- 2006
- 製作国
- 英=米
- 原題
- MISS POTTER
- 上映時間
- 93
- INTRODUCTION
- 111カ国で出版され、1億部の売り上げを記録する世界的なロンギセラー、「ピーターラビット」シリーズ。その原作者である、ビアトリクス・ポターの知られざる半生を描いたのが本作である。1900年代の封建的な空気が漂うイギリス社会。そんな中で、アーティストとして生きることを夢みる一人の女性、ポターの恋と波乱に満ちた人生がここにある。ポターを演じるのは、『ブリジット・ジョーンズの日記』で女性からの圧倒的な支持を受け、『コールド マウンテン』でアカデミー賞に輝いたレニー・ゼルウィガー。ポターの生き方に共鳴し、主演だけでなくエグゼクティブ・プロデューサーも務めている。 初恋の相手、ノーマン・ウォーンには、『スターウォーズ』三部作で世界的な名声を得たユアン・マクレガー。ノーマンの姉でポターの大親友となったミリーには、『奇跡の海』のエミリー・ワトソンが演じている。監督は、『ベイブ』でアカデミー賞７部門にノミネートされた、クリス・ヌーナンが務め、動くピーターラビットが、作者のポターと“共演”するという、名場面を生み出した。美術には同賞を受賞した『恋におちたシェイクスピア』のマーティン・チャイルズ。衣裳を手がけるのは、３度もオスカーに輝いた『１０１』のアンソニー・パウエル。が担当している。
- STORY
- 1902年のイギリス、ロンドン。新しい世紀を迎えたが、社会はまだ封建的な空気が漂っていた。上流階級の女性が仕事を持つことなどあり得なかったこの時代、アーティストとして生きようとした一人の女性がいた。彼女の名前は、ビアトリクス・ポター。父親は法廷弁護士で、一家は裕福で不自由なく暮らしていた。彼女は、子供の頃に湖水地方で出逢った大好きな動物たちを描いて、それに物語を添えて、絵本として世に出したいという夢があった。縁談を断り、32歳で独身。スケッチブックを抱えて出版社を訪れるのだった。ピーターラビットのスケッチをウォーン社に持ち込んだ日、経営者のウォーン兄弟が、出版を承諾してくれた。ウォーン兄弟の末の弟ノーマンは、ピーターラビットと仲間の物語に、すっかり心を奪われた。ビアトリクスは、ノーマンの姉のミリーと意気投合して大親友になり、楽しい日々を過ごす。何よりもノーマンという真の理解者が現れて、ビアトリクスの才能はますます花開き始めた。『ピーターラビットのおはなし』は、すぐにベストセラーになる。そして、そのシリーズ化が決定した。ビアトリクスがノーマンとミリーをクリスマス・パーティに招き、ビアトリクスはノーマンからのプロポーズを受けるのだった。しかし、商人であるノーマンとポター家は身分が違うと言い、激怒する母。心を痛めた父は、ある提案する。いつものように、夏も家族で湖水地方で過ごし、秋が来ても二人の気持ちが変わっていなければ、結婚を認めるというのだ。遠い距離を埋めるかのように、何通も交される手紙。この恋は、永遠に続くと信じていた。しかし、ノーマンからの便りは、突然途絶えてしまうのだった。
- CASTING
- ●レニー・ゼルウィガー 1969年生まれ。テキサス州出身。93年「バッド・チューニング」で映画デビュー。96年「ザ・エージェント」で世界的に注目される。03年「コールド・マウンテン」でアカデミー賞助演女優賞受賞ほか多数受賞。主な出演作は、「ライアー」（97）、「しあわせ色のルビー」（98）、「ホワイト・オーランダー」（02）、「恋は邪魔者」（03）、「ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12か月」（04）、「シンデレラマン」（05）など。 ●ユアン・マクレガー 1971年生まれ。スコットランド出身。99年「スターウォーズ」でオビ＝ワン・ケノビーを演じ世界的に名を知られる。主な出演作は、「トレインスポッティング」（96）、「ベルベット・ゴールドマイン」（98）、「ムーラン・ルージュ!」（01）、「ブラックホーク・ダウン」（01）、「恋は邪魔者」（03）、「ビッグ・フィッシュ」（03）、「アイランド」（05）など。 ●エミリー・ワトソン 1967年生まれ。ロンドン出身。96年「奇跡の海」でデビューし、アカデミー賞、ゴールデン・グローブ賞候補。98年「ほんとうのジャクリーヌ・デュプレ」でも同賞候補。主な出演作は、「アンジェラの灰」（99）、「パンチドランク・ラブ」（02）、「レッド・ドラゴン」（02）、「ライフ・イズ・コメディ!ピーター・セラーズの愛し方」（04）など。 ●バーバラ・フリン 1948年生まれ。イギリス出身。主な出演作は「THE BEIDERBECKE AFFAIR」「THE BEIDERBECKE TAPES」「CRACKER」「Elizabeth I」など。 ●ビル・パターソン 1945年生まれ。スコットランド出身。82年舞台「Schwekyk in the Scond World War」でローレンス・オリビエ賞受賞。主な出演作は「キリング・フィールド」（84）、「バロン」（88）、「愛しい人が眠るまで」（91）、「チャーリー」（92）、「リチャード三世」（95）、「Heartハート」（99）など。
- 配給会社
- 角川映画