手紙

(C)2006『手紙』製作委員会
武島直貴、20歳。彼は誰とも打ち解けることがない。暗い目をした青年である。それは、兄の剛志が、直貴を大学にやる学費を得るために盗みに入り、誤って人を殺してしまったのだ。数度にわたる引越しと転職。お笑い芸人になる夢は、どこか遠くへ行ってしまった。また、初めて愛した女性との別離。兄がいる限り、直貴の人生には陽が当らない。そんな自暴自棄になる直貴を救ったのは、由美子の存在だった。しかし、そのささやかな幸せが脅かされそうになってしまう。直貴は、ある決意をするのだった。

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