ビッグ・フィッシュ

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出産間近の妻とパリで幸せに暮らすジャーナリストのウィル・ブルーム。彼の父エドワードは自分の人生を幻想的でマジカルな話として語り、聞く人を魅了し楽しい気分にさせる名人だった。ウィルも子どもの頃はそんな父の話を聞くのが大好きだった。しかし3年前の自分の結婚式で喧嘩して以来、父とは不和が続いていた。そんなある日、母から父の病状が悪化したとの報せを受け、ウィルは妻を連れて実家へと向かう。しかし、病床でも相変わらずホラ話を繰り返す父と、父の本当の姿を知りたいと願う息子の溝はなかなか埋まらなかった…。
公開日
2004年5月15日(土)
監督
ティム・バートン
脚本
ジョン・オーガスト
撮影
フィリップ・ルースロ
音楽
ダニー・エルフマン
出演
ユアン・マクレガー アルバート・フィニー ビリー・クラダップ ジェシカ・ラング ヘレナ・ボナム=カーター スティーヴ・ブシェミ ダニー・デヴィート アリソン・ローマン ロバート・ギローム マリオン・コティヤール マシュー・マッグローリー ミッシー・パイル ダニエル・ウォレス
製作年
2003
製作国
原題
BIG FISH
上映時間
125
INTRODUCTION
原作はダニエル・ウォレスの同名小説「ビッグ・フィッシュ」。1998年にアメリカで発行されて以来、人々に愛され、映画化を待ち望まれていたベストセラーである。これまでにスティーブン・スピルバーグも監督候補に挙がったこともあったが、ティム・バートンを監督を迎え、待望の映画化が実現した。キラキラと輝く水のイメージを随所に散りばめた、美しい映像。「小さな池の大きな魚になりたくない」と言う主人公の人生を、過去と現在をシンクロさせるユニークな手法で描いた。本作でティム・バートンは、新境地を開くと共に、彼自身の最高傑作を誕生させた。
STORY
未来を予見する魔女、一緒に旅をした巨人、人を襲う森とその先にある美しい町のことなど。エドワード・ブルームはお伽話をすることで有名になった人物だ。彼が語る「人生のストーリー」に、誰もが楽しく、しあわせな気分になった。しかし、息子のウィルはそんな父親を好きではなかった。ジャーナリストとして活躍するウィルは、出産間近の妻、ジョセフィーンと共にパリで暮らしている。ウィルの結婚式の夜、父親と激しく口論したのだ。それ以来、母親のサンドラを通じての、間接的な交流した持たなくなっていた。ある日、サンドラから電話で、患っていた父の容態が悪化したことを知らされる。残された時間は、あとわずか。ウィルは妻と一緒に故郷へと向かう。父は1日のほとんどをベッドで過ごしていた。そして、体調のいい時には、相変わらずかつての冒険や思い出話を語っている。「本当の父さんを見せて」と、思いを打ち明けるウィル。だが、話し合いは結局、平行線をたどったままで終わってしまう。不要品を片付けている最中、サンドラがエドワードの戦死を告げる電報を見つける。話のすべてが創作だと思っていたウィルは、驚きをかくせない。「本当にあったことなの?」と問いかける彼に、サンドラは「彼の語る話は、まったくの作りごとではないのよ」と答える。お伽話の中に隠されていた、真実のかけら。一人で片付けを続けるウィルは、エドワード名義である土地の”信託証書”を発見する。本当の父を知りたい一心で、ウィルは記載されている住所へと向かう。しかし、その間にエドワードの容態は急変してしまうのだった。
CASTING
●ユアン・マクレガー 1971年3月31日生まれ。スコットランド出身。93年「Being Human」で映画デビュー。96年、「トレインスポッティング」でロンドン映画批評家協会賞を受賞。主な出演作は「シャロウ・グレイブ」(94)、「スターウォーズ」(99)、「ムーラン・ルージュ」(01)、「ヤング・アダム」(03)など。 ●アルバート・フィニー 1936年5月9日生まれ。イギリス出身。『土曜の夜と日曜の朝』(60)で脚光を浴び、63年の『トム・ジョーンズの冒険』でオスカーの主演賞候補。主な出演作は『クリスマス・キャロル』(70)、『オリエント急行殺人事件』(74)、『火山のもとで』(84)、『エリン・ブロコビッチ』(00)など。 ●アリソン・ローマン カリフォルニア州出身。舞台「サウンド・オブ・ミュージック」でデビュー。「アニー」の主役でThe Desert League Theatre Award as Most Outstanding Musical Actressを受賞した。主な出演作はテレビ映画の「Sharing the Secret」、「Pasadena」、「ホワイト・オランダー」など。 ●ジェシカ・ラング 1949年4月20日生まれ。ミネソタ州出身。76年『キングコング』で映画デビュー。82年『トッツィー』、94年『ブルースカイ』でアカデミー賞主演女優受賞受賞。主な出演作は『郵便配達は二度ベルを鳴らす』(81)、『ケープ・フィア』(91)、『代理人』(95)、『タイタス』(99)など。 ●ビリー・クラダップ 1968年7月8日生まれ。NY出身。95年『アルカディア』でブロードウェイ・デビュー。96年『スリーパーズ』で映画デビュー主な出演作は、『世界中がアイ・ラブ・ユー』(96)、『秘密の絆』(97)、『ラスト・リミッツ/栄光なきアスリート』(98)、『ハイロー・カントリー』(98)、『あの頃ペニーレインと』(00)、『World Traveler』(01)など。
配給会社
ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント

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