コール

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大自然の景観に恵まれた、オレゴン州ポートランド。カレン・ジェニングスは、幸福な生活を営んでいた。夫は将来を有望視される麻酔医のウィル。そして、彼とカレンの豊かな愛情に包まれて、6歳の娘アビーは利発で心優しい少女に成長した。そんな平穏な日々が突然破壊されるのだ。ウィルがシアトルへ出張に出かけた日、アビーと共にウィルを見送ったカレンは、帰宅後、トイレに入ったアビーがなかなか出てこないので不審にかられる。そして、振り返ったカレンが目にしたのは、不敵な笑いを浮かべて立っている見知らぬ男の姿だった。アビーが連れ去られたことを告げられた彼女は、とっさに銃を取り出し、ジョーの頭に突きつける。だがジョーは「30分ごとに仲間に連絡しないと、娘は殺される。お前が撃てば、二人死ぬ。俺とアビーだ」と告げた。彼女は、これまでの母親のように、「24時間で全てが終わる」というジョーの言葉に素直に従うわけにはいかなかった。実はアビーには、一度発作が起これば死に至る喘息の持病があり、誘拐のストレスは、発作を誘発する危険性があったのだ。そのころ、マーヴィンはアビーを連れて、隠れ家の山小屋に到着。時同じく、シアトルのシェリルは、ウィルに接近し、彼を銃で脅してホテルの部屋に監禁する。しかし、アビーの持病という予想外の展開は、彼らの計画に少しずつ狂いを生じさせていくのだった。3人の抵抗によって混乱する事態に、犯人たちの足並みは乱れていく。
公開日
2003年12月20日(土)
監督
ルイス・マンドーキ
脚本
グレッグ・アイルズ
撮影
フレデリック・エルムズ ピョートル・ソボチンスキー
音楽
ジョン・オットマン
出演
シャーリーズ・セロン ダコタ・ファニング スチュアート・タウンゼント ケヴィン・ベーコン コートニー・ラヴ プルイット・テイラー・ヴィンス スティーヴ・ランキン コリーン・キャンプ
製作年
2002
製作国
原題
TRAPPED
上映時間
106
INTRODUCTION
グレッグ・アイルズのベストセラー小説「24時間」を映画化した本作は、誘拐犯と家族の24時間におよぶ闘いを、緊迫感溢れるタッチで描き上げた本格サスペンスだ。駆け引きとドンデン返しを盛り込み、スリリングに展開する脚本は、原作者のアイルズ自身が担当。監督には、『メッセージ・イン・ア・ボトル』のルイス・マンドーキ。手に汗握る心理ゲームの描写に、卓越した腕前を発揮している。6歳の少女アビーには、『アイ・アム・サム』でショーン・ペンの娘役を演じ、世界中を感動の涙に包み込んだダコタ・ファニング。母のカレンにシャーリズ・セロン。主犯のジョーには、クセのある悪役ぶりで定評のあるケヴィン・ベーコン。その妻シェリルにコートニー・ラヴ。さらに、カレンの夫ウィルには、『クイーン・オブ・ザ・ヴァンパイア』のスチュアート・タウンゼントが扮する。撮影監督は、『トリコロール/赤の愛』でオスカー候補になったピョートル・ソボチンスキーと、フレデリック・エルムズ。プロダクション・デザインは、2度のアカデミー賞に輝いたリチャード・シルバート。編集は、『フレンチ・コネクション』のオスカー受賞者ジェリー・グリーンバーグ。衣裳は、『ブレードランナー』で英アカデミー賞を獲得したマイケル・カプラン。音楽は、『ユージュアル・サスペクツ』から『X-MEN 2』まで、ブライアン・シンガー監督とのコンビで知られるジョン・オットマンが担当し、ドラマの息詰まる緊張を盛り立てている。
STORY
大自然の景観に恵まれた、オレゴン州ポートランド。カレン・ジェニングスは、幸福な生活を営んでいた。夫は将来を有望視される麻酔医のウィル。そして、彼とカレンの豊かな愛情に包まれて、6歳の娘アビーは利発で心優しい少女に成長した。そんな平穏な日々が突然破壊されるのだ。ウィルがシアトルへ出張に出かけた日、アビーと共にウィルを見送ったカレンは、帰宅後、トイレに入ったアビーがなかなか出てこないので不審にかられる。そして、振り返ったカレンが目にしたのは、不敵な笑いを浮かべて立っている見知らぬ男の姿だった。アビーが連れ去られたことを告げられた彼女は、とっさに銃を取り出し、ジョーの頭に突きつける。だがジョーは「30分ごとに仲間に連絡しないと、娘は殺される。お前が撃てば、二人死ぬ。俺とアビーだ」と告げた。彼女は、これまでの母親のように、「24時間で全てが終わる」というジョーの言葉に素直に従うわけにはいかなかった。実はアビーには、一度発作が起これば死に至る喘息の持病があり、誘拐のストレスは、発作を誘発する危険性があったのだ。そのころ、マーヴィンはアビーを連れて、隠れ家の山小屋に到着。時同じく、シアトルのシェリルは、ウィルに接近し、彼を銃で脅してホテルの部屋に監禁する。しかし、アビーの持病という予想外の展開は、彼らの計画に少しずつ狂いを生じさせていくのだった。3人の抵抗によって混乱する事態に、犯人たちの足並みは乱れていく。
CASTING
●ダコタ・ファニング(アビー) 1994年2月23日生まれ、米国ジョージア州出身。「アリーmyラブ」「スピン・シティ」「ER/救急救命室」などTVシリーズに出演。2001年「アイ・アム・サム」で放送映画批評家協会賞、ヤングアーティスト賞などを受賞。近作は「メラニーは行く」(02)、「Uptown Girls」「The Cat inn the hotel」など。 ●シャーリズ・セロン(カレン) 1975年8月7日生まれ、南アフリカ出身。1996年、「2daysトロゥー・デイズ」で映画デビュー。99年「サイダー・ハウス・ルール」でゴールデン・サテライト賞の候補になる。主な出演作は「すべてをあなたに」(96)、「Mr.ダマー21/2」(97)、「セレブリティ」(98)、「マイティ・ジョー」(98)、「ノイズ」(99)、「裏切り者」(00)、「ザ・ダイバー」(00)、「スウィート・ノーベンバー」(01)、「ミニミニ大作戦」(03)など。 ●ケヴィン・べーコン(ジョー) 1958年7月8日生まれ、米国ペンシルバニア出身。84年、「フット・ルース」で一躍スターの座につく。95年、「告発」で放送映画批評家協会賞受賞。主な出演作は「JFK」(91)、「ア・フュー・グッド・メン」(92)、「激流」(94)、「スリーパーズ」(96)、「インビジブル」(00)、「アポロ13」(95)など。 ●スチュアート・タウンゼント(ウィル) 1972年12月15日生まれ、アイルランド出身。96年、「Trojan Eddie」で映画デビュー。主な出演作は、「アンダー・ザ・スキン」(97)、「シューティング・フィッシュ」(97)、「ひかりのまち」(99)、「クィーン・オブ・ザ・バンパイア」(02)、「リーグ・オブ・レジェンド」(03)など。 ●コートニー・ラヴ(シェリル) 1965年7月9日生まれ、米国カリフォルニア州出身。96年、「ラリー・フリント」で本格的にデビュー。同作品でボストン映画批評家協会賞、シカゴ映画批評家協会賞、ニューヨーク映画批評家協会賞などを受賞。主な出演作は、「バスキア」(96)、「マン・オン・ザ・ムーン」(99)、「200本のたばこ」(98)、「バロウズの妻」(00)など。
配給会社
20世紀フォックス映画

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