豚と軍艦

(C)1961 日活
昭和35年、米軍基地の街・横須賀。モグリの売春ハウスを取り締まられた日森一家は青色吐息。思いついたのが米軍基地から出る残飯を使った豚の大量飼育だった。チンピラ欣太は死体の始末を頼まれ豚に喰わせてしまう。事情を知らない一家の食卓に上がった豚を鉄次が食べると肉から金歯が出てきた! 欣太は「出世」して恋人の春子と暮したい。春子はこの町のみにくさを憎悪する。分裂する日森一家。両者は豚を売り飛ばそうと企む。夜にまぎれて豚を運ぼうとする欣太だが、欲に目がくらんだ者たちは豚を取りあい、争いがエスカレート、ドブ板通りに大量の豚の大群が荒れ狂う。豚の暴走が街を飲み込み、止めることが出来ない。

ShareSNSでシェアしよう!

TOP