厨房の音も音楽に変わるー。ガストロノミック・ドキュメンタリー『ムガリッツ』試食会の裏側を捉えた本編映像が解禁!

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9月1日(月)

世界屈指の“異端の名門”との呼び声も高い<ムガリッツ>の革新的な料理の誕生プロセスを追ったガストロノミック・ドキュメンタリー『ムガリッツ』より、あるシーズンの第一回試食会の舞台裏をとらえた本編映像が到着した。

スペイン・バスク地方、ガストロノミーの中心地。ミシュランガイドに「レストラン以上の存在」と評され、2つ星を獲得した名門<ムガリッツ>の名前は、21世紀に入る頃から、業界で大きな注目を浴び始めた。グラスなどを並べずアーティスティックなオブジェだけを載せたテーブル、カトラリーを排して手や舌を直接使って味わう料理…。『ムガリッツ』の革新的な厨房に潜入したカメラは、研究開発チームやシェフたちが実験的な料理を作り上げるメニュー開発の様子に密着する。


映像は、あるシーズンの第一回試食会の舞台裏をとらえたもの。数か月にわたり練り上げてきた新メニューを披露するため、スタッフはブラシやスポイト、ヤスリなど、まるで実験器具のような道具を駆使し、素材ひとつひとつに美術品をつくり出すかのような繊細な作業を施していく。やがて、緊張感に包まれた厨房に「“指”の前に“お茶”を」と合図がかかり、給仕がスタート。まず提供されるのは〈指で食べる納豆〉と〈茶葉の器で飲むスープ〉という、独創的で遊び心に富んだ一皿だったー。

『ムガリッツ』本編映像|<指で食べる納豆>に<茶葉で飲むスープ>

さらに注目したいのは、背景に流れる音楽。一見すると、美しいコーラスと打楽器のシンプルな構成だが、実は、監督のこだわりにより、すべてムガリッツの厨房にあるものだけで生み出されたもの。オシャレに響くリズムの正体は、なんと鍋底の音かもしれないーユーモアあふれる音楽演出にも目が離せない。

9月19日(金)よりシネスイッチ銀座ほか順次ロードショー

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