名匠ジェームズ・マンゴールド最新作『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』より、“伝説のMV”と呼び名の高いボブ・ディラン「サブタレニアン・ホームシック・ブルース」に、ティモシー・シャラメが再び命を吹き込んだミュージックビデオが解禁された。
本作では、60年代初頭、後世に大きな影響を与えたニューヨークの音楽シーンを舞台に、19歳だったミネソタ出身の一人の無名ミュージシャン、ボブ・ディランが、時代の寵児としてスターダムを駆け上がり、世界的なセンセーションを巻き起こしていく様子が描かれる。12月25日(水)より北米2,835スクリーンで公開され、1月5日(日)までの公開12日間で興行収入4170万ドルに到達。また、傑作揃いのティモシー・シャラメ主演作の中でも全米最大映画レビューサイトRotten TomatoesのAUDIENCE SCOREで最高値を更新する96%freshを記録中(1月7日現在)。サーチライト・ピクチャーズ作品として2010年北米公開の『ブラック・スワン』(日本興行収入23.9億)以来となる1億ドル突破も視野に入る大ヒットスタートを切った。
1965年に発表された「サブタレニアン・ホームシック・ブルース」は、アルバム「ブリンギング・イット・オール・バック・ホーム」に収録され、シングルとしてリリースされたフォーク・ロックの革新的な名曲。日本では「ウェスタン調ロックにつづる哀愁」というキャッチコピーとともに、日本コロムビアから発売された。この楽曲は、フォーク・ロックの誕生を告げるだけでなく、歌詞を書かれた紙を歌に合わせて次々と放り投げていく映像で「ミュージック・ビデオの先駆け」とも言われ、ロックンロールの歴史を形作った500曲の一つにも選ばれるなど、多くのアーティストがインスパイアされ、オマージュを捧げるなど、ディランの影響力の大きさを感じるとともに、現在も色褪せることがない名曲だ。
■『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』MV<Homesick Blues>
伝説的な楽曲に『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』で全編を通じて自ら歌い、その魂を表現したティモシー・シャラメ。オリジナルのミュージックビデオとして制作され、劇中シーンを交えながら、ティモシーが歌詞を書かれた紙を歌に合わせて次々と放り投げるパフォーマンスを披露するなど、ディランのスピリットをそのまま受け継ぐ映像に、ファンならずとも胸が熱くなる仕上がりとなっている。
2月28日(金) 全国公開