不条理劇の傑作に挑む柄本家の親子3人をカメラが追った!『柄本家のゴドー』公開決定!!

3月19日(火)

人気俳優として映画、テレビで活躍する一方で、演劇ユニット“ET×2”を組む柄本佑・時生兄弟が2014年、サミュエル・ベケットによる不条理劇「ゴドーを待ちながら」の公演に挑んだ。2017年には父親の名優・柄本明を演出に迎えて、再びゴドーに挑戦、その稽古場をドキュメンタリーカメラの名手・山崎裕が撮影した『柄本家のゴドー』が公開される。

柄本明は「何もやらないという時間をみつけたということじゃないかな。待つという時間・・・待っている人・・・」とコメント。また、佑は「一生続けていける作品に出合ったなという手応えみたいなものを、ふたりとも感じた・・」、時生も「自分の中で最高峰、やるんならゴドー、やるんなゴドーでしょ、というのがでかかった」と思いを語る。

さらに、映画監督の西川美和は「柄本明さんが息子たちの目の前で自らやってみせる芝居を見ながら、異才の人 の元に生まれることもまた残酷だなあ、 と思った。それでも息子たちは屈託もなく楽しげで、父もまた、愛おしそうに彼らを眺めている。」。俳優・演出家の串田和美は「俳優柄本明が、ふたりの息子の演じる芝居の稽古をつけながら、クック、クックと肩をゆらして笑っている。実に楽しそうに。そして、急に顔に両手の握りこぶしをあてて、真顔で睨む。やっぱり柄本明は、なかなか変で素敵に面白い。こんなオヤジの息子は大変だ。二人掛かりで立ち向かおうと、必死だね。」と、コメントを寄せた。

本作は、演出家と俳優の関係を超え、父から子への芸の伝承の厳しさと暖かさに溢れる時間の記録。

4月20日からユーロスペースにて公開

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作品紹介

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