『僕たちは希望という名の列車に乗った』本ビジュアル&予告編完成!

(C)Studiocanal GmbH Julia Terjung
2月20日(水)

『アイヒマンを追え! ナチスがもっとも畏れた男』(16)でドイツ映画賞6部門を制した気鋭の ラース・クラウメ監督が、旧東ドイツで起こった知られざる史 実に触れ、新たな創作意欲をかき立てられた実録ドラマ『僕たちは希望という名の列車に乗った』の本ビジュアル&予告編が解禁された!

1956年、東ドイツのスターリンシュタット(現在のアイゼン ヒュッテンシュタット)の高校に通うテオとクルトが、西ベルリンの映画館でハンガリーの民衆蜂起を伝えるニュース映像を目の当たりにする。クラスの中心的な存在であるふたり は、級友たちに呼びかけて授業中に2分間の黙祷を実行した。それは自由を求めるハンガリー市民に共感した彼らの 純粋な哀悼だったが、ソ連の影響下に置かれた東ドイツでは“社会主義国家への反逆”と見なされる行為だった。やがて当局が調査に乗り出し、人民教育相から直々に一週間以内に首謀者を告げるよう宣告された生徒たちは、人生そのものに関わる重大な選択を迫られる。大切な仲間を密告してエリートへの階段を上がるのか、それとも信念を貫いて大 学進学を諦め、労働者として生きる道を選ぶのか……。

無意識 のうちに政治的タブーを犯してしまった若者たちが、仲間との友情や恋を育みながら、あるときはまっすぐに主張をぶつけ合い、人間として正しきこととは何かをひたむきに模索して いく姿をドラマティックに描出。このうえなく過酷な現実にさらされた彼らが、人生のすべてを懸けた決断を下すクライマッ クスは、あらゆる観客の心を熱く揺さぶるに違いない。ベテランのキャスティング・ディレクター、ネジー・ネスラワーが発掘した新進俳優たちのフレッシュな演技にも目を奪われる。

さらに、直木賞候補、本屋大賞ノミネートの話題作「ベルリンは晴れているか」(筑摩書房刊)著者・深緑野分より「追従の楽を捨てて行動する恐怖。震えながらも抵抗し未来を賭ける若者の姿に、熱いものが込み上げてきた。」と絶賛コメントも到着した。

『僕たちは希望という名の列車に乗った』予告編


5月17日(金)Bunkamuraル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町他全国公開

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作品紹介

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