24歳の新鋭・阿部はりか監督作品『暁闇』の本予告解禁!

(C)2018 Harika Abe/MOOSIC LAB
6月18日(火)

『暁闇』は、これまで4作の演劇作品で脚本と演出を手がけ本作が初の映像作品となる24歳の女性監督・阿部はりかが、インターネットで活動する音楽ユニット「LOWPOPLTD.」にインスパイアされて作られた初監督作品。大人への失望。親への憎悪。誰ともつながれない寂しさと疎外感。それぞれに闇を抱えながら、音楽を通じてつながりあう3人の中学生が出会い、足りない何かを埋めるように、都会の片隅にある廃ビルの屋上に集う。友情でも恋愛でもなく、ただ互いの孤独を共有しあう少年少女たちの透明な関係性を瑞々しく描き出す青春映画。

10代の繊細な心情を見事に演じきったのは、青木柚(『アイスと雨音』)、越後はる香(『明日にかける橋』)、中尾有伽(『クレイジーアイランド』)。また『少女邂逅』を手がけた平見優子による撮影が、闇を照らすひとすじの光のように、陰鬱さのなかに幻想的な風景をつくりだす。

今回公開された予告篇には、主人公たち3人の孤独な日常が描かれ、音楽を通じて出会った3人が、秘密基地と言えるような屋上で時を過ごしながら、暗闇に射す一筋の光を見つめる姿が描かれる。

また女優の戸田真琴が、予告に以下のコメントを寄せている。
「この映画を見ている間、同じ諦めを生きていたことがあると思った、同じ涙を流したことがあると思った。それが思い込みだったとしても、I was you.––私はあなただった。そう思えるようなものに出会うとき、せっかく同じ血の色だもの、ずっとこれが乾かない同士でいられたらいいのにな。と、思う。」

『暁闇』予告編

7月20日より、渋谷ユーロスペースほか全国順次公開!

ShareSNSでシェアしよう!

作品紹介

TOP