想い溢れ語りつくせず時間切れ!『チア男子!!』公開記念「チア男子!!女子会」実施!

5月15日(水)

「桐島、部活やめるってよ」で旋風を巻き起こした直木賞作家の朝井リョウが、大学在学中に書き上げた「チア男子!!」。朝井作品ならではの一人一人の抱えるドラマやキャラクター性の秀逸さで人気になり、これまでアニメ化や舞台化されてきた「チア男子!!」がついに実写映画化。

TOHOシネマズ日比谷にて5月14日(火)に公開記念舞台挨拶「チア男子!!女子会」を実施!本作を見た直後の観客の前に、清水くるみ、唐田えりかと風間監督が登壇。

最初に清水は「坂東晴子役の清水くるみです。短い時間ではございますがよろしくお願いします。」と話し、唐田も「高城さくらを演じた唐田えりかです、よろしくお願いします」と挨拶。風間監督も「今日はBREAKERSを代表してここに立っています。楽しんでいってください」と話し、イベントはスタート。

映画が公開してから計11回にも及ぶ舞台挨拶が続いた風間監督は、「僕らBREAKERS含め、男性のお客さんに見てもらいたいという思いがありましたので、ここから見ていると今日はたくさんの男性の方々に見ていただけているなと思い、とても嬉しいです。」と男性にもぜひ見てもらいたいと強くアピール!

本作のオファーが来たときについて清水は「朝井さん原作の『桐島、部活やめるってよ』にも出演していて、2回目の朝井さんの作品に出れるのが嬉しいと思ったのと、横浜さんとは前の年に共演していてまたご一緒できるのも嬉しかったです。そして本を読んで、こんな役をオファーしてもらえるのも嬉しいなと思いました。」と話し、続いて唐田は「私は原作は知らなかったのでまず脚本を読んで難しそうという不安になって、そこから原作も読んでさらに難しそうと思いました。チアの経験もなかったので不安がいっぱいだったのが最初の印象です。」と話すと、清水は「これは何で私たちだったんですか?」と、ずっと気になっていた配役について尋ね、風間監督は「物語の設定上、大学生って自分でやりたいことやれる自由度のある中で、大人が介入してこない話にしたかったんです。晴子はハルにふたをする強い人物として、目の強さは絶対に必要だと思いました。なので晴子のイメージから提案しました。」と明かし、それを受け清水は「だって!?」と嬉しそうに返した。続けて風間監督は「さくらも第一印象でパッっと浮かんだというところで、さくらは唐田さん一人しか提案していなくて。女性キャストの中では一番早く決まったと思います。」と話すと、唐田は嬉しさのあまり笑みをこぼし「初めて知りました、とても嬉しいです!」とコメント。

また、役を演じる上で気を付けたことについて聞かれた唐田は、「小説を読んで、嫌味にならないような女の子というかチアが好きっていうところを率直に感じてもらえたらいいなと。それとチアスマイルの印象を残したいなと思いました。」と話すと、風間監督は「瀬戸利樹が演じた翔もそうでしたが、とても塩梅が難しい役だと思うんですけど、現場でも一緒に話して、元気のある、快活のいい女の子として挑戦していって上手くいったんじゃないかと思います。」と役作りの過程についてのエピソードを語りました。清水は「私は監督が話したように目力を!もっと強くして、と言われとても苦戦しました。強い女性として作っていったけど芯の強さを見せるのが難しいなと思いました。人からの見え方を意識して、セリフの言い回しもいつもより人を突き放すような感じでやりました」と苦戦しながら演じきったと話した。

唐田は本編を見て「知らないシーンも多かったため一観客として楽しめた」と話し、続いて清水は、「原画での彼らは映画の中からそのままの関係性でいるんだろうなと思いました。修学旅行みたいだったよね」と唐田と一緒にBREAKERSの7人を羨ましがる一幕も。唐田もチアを練習していたことを風間監督から明かされると、唐田は「周りがびっくりするくらい叫んでました。飛ばされるのが怖かった」と裏話を披露。すると清水はBREAKERSの横で練習していたという唐田の話を受け「私なんか一人で淡々とやってましたよ。ごりごりの柔道の先生と!私もチアやりたかったー。キャーとか言いたかったです。」と話した。

BREAKERSの7人の青春について清水は「メイキングDVDにもある色んなことにぶつかったりする彼らの姿を見て青春やなー、と思いました。芝居を超えたものを現場で作りあげれることは中々ないので、『チア男子!!』の現場は本当に良かったと後から彼らは思うんだろうなと現場で思っていました。」と話し、唐田も「皆さんが羨ましくて嫉妬しました。お芝居というよりドキュメンタリーを見ている感覚でした。羨ましかった。」と思いを告白。さらに清水はイチローと弦の2人に共感したと話し、「チアをやっていて比較的すぐにできるイチローと中々上手くいかない弦の関係性は男女関係なく共感出来ると思います。2人の整骨院から出てきたところのシーンは良かったです。」と好きなシーンについても明かし、唐田も共感を示した。

さらに、清水が自分から話したいと前置きした上で、「ラストチアのシーンで、観客側とBREAKERSだけの撮影日が違ったんですけど、横浜さんが『明日来ないの、ねーちゃん?』と、愛嬌たっぷりでお願いされました。」と現場での横浜とのエピソードを明かし会場も笑いに包まれた。続けて清水は「相手がいなくてもカメラに向かってお芝居することもある中で、相手がいて演技が出来るのはとても恵まれていると思います。ラストチアを見たら、私たちも手を差し伸べたいと思うよね?」とまとめ、まだまだ語りつくせぬ想いもあったが、ここでトークイベントは時間切れとなり、最後に風間監督は「本日はありがとうございました。SNSで見ていて徐々にたくさんの人に映画を見てもらえているんだな実感してきました。引き続き愛していただけたらと思います。」と話し、唐田は「この映画がとても大好きで、背中を押してもらった一人でもあります。さくらを演じてみて、辛くても笑っていれば何かが開いていくという素晴らしさも感じました。また見ていただけたら嬉しいです。」と挨拶。清水も「ポスターを見てキラキラした群像劇なのかなと思いましたけど、2度3度見てキラキラした部分じゃないところもあるなと思いました。自分の青春を思い返して、これだけ熱中できることがあったらよかったな思う部分もあって、深い見方も出来ると思います。私もまたトークショーとかやりたいんですけど...」と見どころと共に他のイベントにも登壇したい希望をアピール!大きな拍手の中イベントは幕を閉じた。

大ヒット上映中

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